パスタの味の決め手となる原材料は、ポデーレ・イル・カサーレの自家農場で
無農薬栽培(EU認定)したセモリナ粉を使用。
それをウンブリア州で代々製粉作業を営むシルヴェストリさんが、
300年以上使用され続けている川の流れを利用した水車の動力で動く
石臼を使って製粉が行われます。
その後は、アブルッツォ州の名人ザッカーニさんの手でブロンズ型を用いて成形。
そして最後に薪(マキ)でゆっくり、ゆっくりと低温乾燥で時間をかけて作られています。
手間のかかる無農薬で小麦を栽培し、昔ながらの気の遠くなる作業工程でゆっくり、
ゆっくりと時間をかけて造られたEUオーガニック協定認定の無農薬最高品質のパスタ。
目でみてわかるパスタのザラつきは、その歯ごたえと、抜群のソース絡みを物語ります。
Podere Il Casare(ポデーレ・イル・カサーレ)とは
Podere il Casale(ポデーレ・イル・カサーレ)はイタリア・トスカーナ州ピエンツァの
シエナ郊外にある10ヘクタールほどの農場で、穀物や果樹園、
オリーブや菜園などのを家族と仲間たちで無農薬の栽培をしています。
この農場は、ヨーロッパの有機農法の決まりに従って栽培し
EU無農薬認定を受けており無農薬栽培で小麦を育て、
パスタに加工する一方、羊や山羊を放牧して、 ミルクから
チーズ、
そしてオリーブオイルまでを一貫して製造しています。
農場のオーナーは、スイス人のウリッセ氏。
その経歴がちょっと変わっています。
彼は、スイスのチューリッヒでレコード会社を仲間とともに経営し、
そのかたわらベーシストとしても活躍していましたが、
トスカーナの美しい自然に見せられて移住。
スローフード思想にのっとって、
一昔前のような自給自足の農園生活を始めました。
以来、手間暇かけてよい製品を作ることをモットーに掲げ、
伝統的な手法を重んじています。
元々、スイスの芸術家村で自分達独自の 音楽を
作っていた(世界的にも名が知られていた) ミュージシャンであったウリッセと家族が、
トスカーナに移り住み、その音楽の様にこだわり抜き、
自然を大切にし、こだわり食材を作り始めたのが始まりです。